スミスオリジナル 非円形サイクルギア バロックギア

ストラバに公開されている情報を基に、一定の体格、機材のサイクリストがある峠をヒルクライムした際の「空気抵抗」「登坂抵抗」「転がり抵抗」について物理計算を実施した。

   「ラルプデュエズ とヤビツ峠」 比較 編

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【 ラルプデュエズ 2位 について 】
ストラバに公開されているラルプデュエズでは、63871人による 108431件の投稿がある。その内から2位の選手について運動能力を推定するため身長172cm体重55kgにおきかえて物理計算を実施した。 氏名から推測すれば、当該人物はツールドフランスにおいてステージ優勝する様な世界的にも優秀なサイクリストのようだ。 実際の身長と体重はもっと大きいが他峠を走る他のサイクリストとの比較を実施するには妥当なロケーション変換の手段である。 

【 ヤビツ峠 コンビニスタート1位 について 】

ラルプデュエズの平均勾配は8.66% 登坂標高1030m に対して ヤビツ峠コンビニスタートは平均勾配5.93%登坂標高600mであるので総仕事率(W)のうちラルプデュエズのほうが登坂抵抗に占める割合が大きくなる。逆にヤビツ峠のほうが速度があがるので空気抵抗に占める割合が大きくなる。 しかしここで注目したいのは、両者の総仕事率の値についてである。 なんとヤビツ峠1位はラルプ2位に負けてはいない ただここで勘案すべきは両峠の運動時間についてである。 ヤビツ峠25分22秒に対してラルプ38分02秒と大きな違いがある。 これは陸上競技の10000m走と15000m走ほどの違いがある。 そこで陸上競技日本記録から導出した運動時間と走速度の累乗近似式からヤビツでの仕事率をラルプでの仕事率に等しくなるよう補正したグラフを下図に示す。

※ 運動時間補正を行ってなおヤビツ1位は362Wであるのでラルプ2位の356Wに負けていない。

※ 今回の比較では、勾配がきつく速度が低下するラルプでの走速度の変動による慣性抵抗の加算を考慮していない。

【ラルプとヤビツ 1~500位の統計分析 】
1時間あたりの登坂能力について50mずつ分類して両峠上位500件の分布を調べた。 さすがに勾配がきついラルプ群のほうが時間あたりの登坂能力は高くなる傾向にある。 

【両峠 仕事率と順位の関係 】
1時間あたりの登坂能力ではラルプ群に軍配が上がった仕事率と順位の関係では上図のようになる。 ヤビツ峠の値はピンク色であるが運動時間をラルプと同じにするため時間補正をかけると黄色の累乗近似曲線になる。 上位10件まではラルプと互角であるが以降は次第に離されてしまう。 ただし今回は1~500位までの分析であるので断言はできない。 推察される要因はラルプのストラバ参加者は63871人とヤビツに比べて10倍ほど母集団が大きく その中からの上位500件であることが影響したと思われる。

 

SMITH Baroque-Gear 製品案内

              
Baroque-Gear 〈PDC 110〉
歯数 形状 角度 価格(税別)  
34 ±2 90° ¥16,800
34 ±3 90° ¥16,800
36 ±2 90° ¥16,800
39 ±2 110° ¥16,800
39 ±2 120° ¥16,800
5穴34 2-1 90° ¥16,800
5穴36 ±2 90° ¥16,800
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