スミスオリジナル 非円形サイクルギア バロックギア

非円形ギア最大の特性であるギヤレシオの変化を各選手のペダリング特性や取り組む種目に合わせ、理想のペダリングを可能にするBaroque-Gearは、三次元CADCAMと高速マシニングセンタにて生産することにより、豊富なバリエーションの生産が可能です。

36T±2 90° 5アーム PCD110 について

「バロックギヤ:36T±2」は、踏み込み位相において仮想最大歯数38T 、上下死点において仮想最小歯数34T と控えめな歯数変化を発生させる形状をしています。この小さめの変化は、インナーから真円アウターに変速した際に感じる違和感を抑えるのに効果的です。 ±2はロードレースに適します。
なめらかに踏力変化をする±2は高めのケイデンスにも対応可能です。 また殆ど踏力を発揮できない上下死点においては、-2Tぶん負荷を軽減させることで素早くデッドゾーンを通過させマイナス加速度の発生時間を短縮させることが可能になります。

真円52Tとベストマッチ

36T±2 を装着する一番の理由は、「真円52Tのままインナーのみ非円形にしたい」というものです。この最も一般的な選択肢で選ばれる「バロックギヤ36T±2」の効果は一般的ではありません。ペダリングモニターでの記録を観察すると「同じコース」「同じギヤ比」の場合、まずケイデンス(rpm)が上昇した結果、仕事率(W)が増加して速度(km/h)が高くなり結果としてタイムが短縮されます。                              ※効果には個人差があります。

写真 1
左の写真はギヤ表側 ロゴはレーザー刻印ではなく本物の彫刻で彫ってあります。ホワイトレターを入れたものです。右の写真はギヤ裏側 補強用のリブがギヤ全周に渡り施されて横剛性を確保しています。 材質は超々ジュラルミンであるA7075にT6熱処理を施しています。

36T±2 の形状について

下図の赤色の円は仮想最大歯数38Tの直径でクランク角度が90°付近で歯の数が5つほどの間、赤色の円に達していることが判ると思います。この最大歯数が5つというのはストライクゾーン広め部類に入ります。 これは歯数36Tの踏み込む領域での力積を大きくして結果としてパフォーマンスアップに繋がります。   青色の円は仮想最小34Tの直径でクランク角度が上下死点にきた際に青色に達することでデッドソーンを素早くやり過ごすことが出来ます。

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          上図において   37Tの最大直径(赤)    34Tの最小直径(青)  を示す。






SMITH Baroque-Gear 製品案内

Baroque-Gear 5arm〈PCD 110〉
歯数 形状 角度 価格(税別)  
36T ±2 90° ¥16,800
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■ PCD110mm です。


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