有名なワインソムリエ 岩本元仁氏が超軽量CeraLight を斬る!
梅雨の大阪 金剛山を激走!!
初めまして、ソムリエ・週明けホビーライダーの岩本 元仁です。今回㈱スミス様のホイール・テストライダーに応募・採用頂き、
H30W29のSmith CeraLightのホイールをお借りしました。梅雨時期もあって、乗れる機会が少なかったのですが、
普段使用しているBORA ONE 50と比べてどう感じたかをデギュスタシオンしたいと思います。あくまでもホビーライダーでの
目線ですのでご容赦くださいませ。
まず宅配業者さんから段ボールを受け取った時に、「軽っ!」っと思ったのが第一印象です。とにかく軽い!BORA ONE 50が1470gに
対してCeraLight H30W29は1201gと、270g近く軽い!これは当店でお出ししているシャトーブリアンより軽い!♪とウキウキしながら、
段ボールから取り出したのが昨日のようです。
私のコンポーネントがカンパニョーロなため、ディスクとスプロケットが着いていなかった為、お世話になっているサイクルショップ
へ取り換えに行き、いざ乗り始めると、ギアを入れ間違えたかと勘違いしてしまいそうなくらい、ひと漕ぎめがスムーズ♪ では普段から
行き慣れている金剛山へ向かいます。距離にして往復50キロ、金剛山にはコースが二つあり、楠木正成公で有名な観心寺から金剛山ロープウェイ
までのルート、観心寺から和歌山に抜ける金剛トンネルルートがあります。今回はどちらも走行しました。
【ヒルクライムについて】
空回り感は一切なく、回せば回すほど、力強く踏めば踏むほど、しっかりとそのケイデンスにしっかり応えてくれます。
登りにおいては、力の弱いローディーさんでもギア2枚ほどサポートしてくれる感じ。私もよく、幻の13枚目のギアが
発動するのを願って、使い切った右手のレバーをタップするのですが、今回はそれをすることなく、スムーズに登ることが出来ました。
ホイールを変えたばかりで、慣れていない事もあって、色んな感触を確かめながら登ったのですが、タイムも前回登った時より
30秒ほど早く登ることが出来ました。帰り道に、短いですが24%を超える激坂も登りましたが、アウターでも大丈夫でした。
ヒルクライムにおいて、軽さは絶対的な正義ですね! 雨続きでほとんど乗れなかったのが悔やまれます、、
また、右肩鎖骨粉砕骨折・左肩腱板損傷の古傷で、長いヒルクライムをすると腕が痺れるのですが、
これはカーボン・スポークや、ワイドリムによる衝撃吸収でしょうか、今回はほどんど痺れなかったです。
【ダウンヒルについて】
ダウンヒルは、「めちゃくちゃ転がる!」と言うかむしろ「怖いくらい転がる!」という印象をはじめに受けました。
普段からディープリム・USBなので、他のホイールより断然下りはスムーズに転がるので慣れてはいたのですが、セラミック
ベアリング (CLUTなのでしょうか?間違ってたらすみません) の威力は凄まじく、普段より早めにブレーキングを行いました。
コーナーも膨らむというより、キビキビ曲がるという印象で、よく言う超軽量ホイールと全然違うやんけ!っと心の中で
ツッコミながら、いつもより慎重に下りました。 アップダウンの多いレースだと、下りで足を休めても十分スピードが確保
出来て、しっかり曲がるし、ワイドリムなので安定感もある、レースでも重宝しそうだなと思う反面、初めて乗るホイールが
同じCeraLightだと、慣れるまでは慎重に下った方が良いかなーっと感じました。
【平坦について】
前途に述べたように、漕ぎだしは非常にスムーズで、早い段階でスピードに乗れます。登りと同様、回せば回す程、強く踏めば
踏むほどダイレクトに力が伝わり、スピードへと変換されます。ただパーソナルジムのちょっとドSなトレーナーの如く、乗り手を
休ましてくれません💦 ディープ・ホイールのような、巡航速度が35kmを超えたあたりのスムーズさはあまり感じず、しっかりと
回し続けないといけないという印象でした。ただ踏めばしっかりと応えてくれるホイールなので、パワーのあるローディーさんや、
トレインを組んで走行する分にはなんら問題はないかと思います。 また2%弱の緩やか~な登りや下りが、めちゃくちゃ気持ち良く
進んでくれます。
【風の影響について】
今回ヒルクライムと同等レベルで感じたのは風の影響でした。リムハイト30は決して低いわけではないと思うのですが、
試乗した2日間とも風の強い日だったのですが、向かい風がそれほど苦にならない、横風は全く気にならないレベルでした。
個人差はあれどロードバイク全般的に、風の影響はライドに大きく影響するので、安心安全にライド出来ることは非常に
重要な事だと思いました。
結論を言うと、このCeraLightを乗りこなせれば、もう一段階高みに連れていってくれる。そう感じたホイールでした。
セラライトCarbonSpoke スペック一覧
■リムタイプ:クリンチャー と チューレスレディ対応
■リムの素材:東レ トレカ 高弾性カーボン
■ブレーキ:ディスクブレーキ専用
■リム幅
29mm (内幅22mm)
28mm (内幅21mm)
26mm (内幅19mm)
■リムハイト 標準仕様 30mm ~ 6
0mm
■スポークパターン:前後1:1
■スポークの本数:前後24本
■スポークの種類:カーボンスポーク
■ニップルの種類:サピム アルミ
■ハブの種類 : フロント 100x12mm
リア 142x12mm
■アフターフォロー 日本国内において対応
■重量:フロント:553グラム、リア:648グラム リムハイト30mm仕様の重量
※1 重量には、若干の個体差があります。 ※2 商品の仕様は、予告なく変更される場合があります。 ※3 片輪あたり ±15g 程 重量に個体差が出る場合があります。※4 カットモデルの図示は、技術漏洩を防止するため実際の商品とは異なる個所があります。
超軽量ホイール 「CeraLight」 をマンガで紹介します。
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