株式会社スミスは、私が1992年に個人事業としてスタートした競技用自転車製造事業が2004年に法人化を致しまして今現在に至ります。
1992年当時は、ドラフターによる手書き図面を汎用旋盤とフライス盤で工作してお客様一人ひとりの体格に合わせた競技用自転車フレームを製造しておりました。
材料は、クロームモリブデン鋼からアルミニウム合金へと進化して1999年には、フレームの一部をカーボンファイバーを用いた製品を製造するに至りました。
このアルミニウム合金製の極端に薄いパイプを用いたフレーム単体重量990gを誇る製品は、日本代表選手が駆りアジア選手権大会で金メダルを獲得、日本新記録を樹立するほどでした。
7年間ほどの立ち上げ期間でこのような高度な技術開発が出来たことは、今でも私の誇りに思うところであります。
ちょうどこの頃、更なる技術開発を目指して3次元CADの導入、フレーム躯体にかかる応力を数学的に解析するため構造解析への取組みを開始しておりました。この先端技術への取組みを自動車工業界で事業展開させていただくため「株式会社スミス」として法人化を致しました。ありがたいことに会社設立の翌年から三重県を代表する世界的企業「住友電装株式会社」さまとのお取引を開始させて頂き10年以上もご愛顧を頂いております。
2011年には大規模な設備投資を致しまして伊勢工場を設立、2011年から世界的企業である「株式会社デンソー」さまの研究開発1部、大安製作所さまとお取引を頂き現在に至っております。
厳しい品質基準と高い設計開発能力が求められる自動車工業界において 最高のお客様に鍛えていただき日々成長を続けられますことを何よりも感謝を申し上げます。
本年度から始まる新経営計画「Stand Firm, Smith!」では、目標の実現に明確な道筋をつける」をテーマに
強い経営基盤 = 1.資本の増強 2.真のコスト管理 3.絶対完遂
の徹底を行いましてお客様、資本家の皆様からのご評価を獲得したいと考えております。
引き続きこれまでと変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役 社長
矢口昌義
2015年9月1日
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