抵抗軽減のキリフダ「F-Zero」
ヒルクライムでチェーン張力がかかった際、作用する 3D歯先3D形状歯先を採用した「F-Zero」
自転車を速く走らせようと懸命にペダリングする行動は、その時に発生している諸抵抗に打ち勝つために頑張っていると言い換えることが出来ます。 より速く走るためには、出力(W)を増やすかあるいは、同じ出力であった場合は抵抗(kg)を減らすかのどちらかしかありません。 諸抵抗には、空気抵抗、登坂抵抗、駆動抵抗などがあります。この内で駆動抵抗を減らすためにチェーンにオイルを注す行為は、広く知られています。 特にヒルクライムなど登坂時には、チェーン張力が高まるためチェーンに注油して摩擦抵抗を軽減することが重要です。 F-Zero チェーンリング は、ギヤ歯先の形状を三次元的な 3D形状 とすることでチェーンのインナープレート内側と歯先の接触を回避することで摩擦抵抗を軽減させます。
「あたらなければ、摩擦もしない」
フロントチェーンリング と リアスプロケット を結ぶチェーンに角度がつかず真っ直ぐであれば、チェーンのインナープレートとギヤの側面が接触することは、ありません。 しかし多段ギヤでは、インナー×ファイナルロー など大きな角度がつく場合があります。 この際にチェーンインナープレートの内側とギヤ歯の側面が接触して摩擦を発生させます。 ヒルクライム時には、チェーン張力が高まっているため発生する摩擦力は大変大きなものになります。 F-Zero が搭載している 3D歯先 は、チェーンがチェーンリングに巻き取られる際、一番最初に接触する「第一接触点」でのコンタクトを巧みに回避することで摩擦の発生を防ぎます。
「歯先にオイル溜まりがある重要性」
金属同士が接触する箇所には、注油をして油膜を形成させれば、直接摩擦を防ぐことが可能です。 しかし自転車チェーン駆動の場合は、連続的な注油ができない構造のため油膜の維持がたいへんに難しいのです。 F-Zero 3D歯先 は、チェーンが擦動する最初の場所に「オイル溜まり」を形成することでチェーンとギヤが接触する箇所に安定してチェーンオイルを供給し続けることが可能です。
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