高機能性 オイル 「Molybdenite」  


抵抗軽減のキリフダ「Molybdenite」

ヒルクライムでチェーンテンションがかかった際、作用する固体潤滑剤

自然鉱石から採出した Molybdenite

常温でも作用する固体潤滑剤「Molybdenite」

数多のチェーンオイルに含まれている極圧添加剤は、 高温にならないと作用しない 塩素系、リン系、硫黄系がほとんどを占めます。しかし自転車チェーンがおかれる環境は、猛暑の夏場でも気温40℃程度であり極圧添加剤が作用する温度には到達しません。 しかしチェーンの潤滑状態は、ストライベック曲線における境界潤滑の領域であって金属同士が直接触れて乾燥摩擦することを避ける必要があります。 この様な摩擦条件において確実に作用する固体潤滑剤が Molybdenite です。
 

 

 

「Molybdenite の使いかた」

1.よく振って攪拌してください。
自然鉱石を粒子にしたモリブデナイトは、基油に溶解しているわけではなく粒子が液中に分散している状態です。(分散コロイド) よって揺らさず安静にした状態で時間が経過すると沈殿します。 ご使用になる直前に「よく振って攪拌」して下さい。

2.油膜を切らさないでください。
金属同士が接触する箇所での摩擦を軽減するには、第一に油性を作用させることです。 そのためには、金属表面が常に油によって湿潤な状態である必要があります。

3.気温によって粘度をかえて下さい。
日本の四季の気温の変化 -5℃~+35℃ 程度の幅であっても基油の粘性は大きく変化します。 潤滑箇所に基油が居つづけるために「夏は粘度を高く」するなどの調節を行って下さい。

   Molybdenite 春秋 用 気温27℃まで
   Molybdenite  夏 用 気温27℃以上

4.注油前にチェーンを洗浄し水分は除いてください。
グラベルでなくても走行すれば、チェーンには細かな粉塵が付着します。 また磨耗によって金属粉も発生します。 これらを洗油によって取り除いて下さい。
 

「なぜ銀黒色の粒子が摩擦を軽減するのか?」

Molybdenite は、硫黄とモリブデンが層状に積み重ねられた分子構造をしています。 硫黄が介在することで層と層の間が滑りやすいことが摩擦低減に役立ちます。 チェーン潤滑において 例えばプレート同士が摩擦する場合、2つのプレートの接点は油膜によって少し浮いている状態です。(ストライベック曲線でいう混合潤滑の領域です。) 油膜によって稼がれた金属同士の僅かな隙間に基油に浮遊していたMolybdenite の粒子が入り込んでいった瞬間、接点で発生している大きな圧力によって Molybdenite 粒子が潰され金属間に滑り込むことで摩擦が低減されます。  この「微小すき間への導入」を実現するには、基油に Molybdenite 粒子が浮遊拡散している状態が極めて大切です。 このために基油の粘度を環境温度(気温)によって調節することが求められます。 サラサラとしたチェーンオイルは、いかにも抵抗が少ないようなイメージがありますが、夏場の気温が高い状況では、粘度が下がってしまい油膜切れを起こしてしまいます。 逆に冬場の低温下で粘度が高いと微小なすき間に入り込むことが難しくなります。 難しいことを言っているようですが実は、乗ってみれば解ることなのです。 油膜形成がまずいチェーンでは、注油したのにギシギシとした感覚があります。逆に油膜形成が巧くできたチェーンでは、登坂時などに滑らかな感覚をうけます。  またチェーンの金属表面の粗さにも左右されます。 磨耗していない新品のチェーンは、表面粗さが小さいため粘度の低い基油で十分に油膜が形成できますが 使い古されたチェーンは、磨耗によって表面粗さが大きくなっているのでこの金属表面に油膜を形成するためには、より粘度の高い基油が必要になります。  

 

     

 

Molybdenite 製品案内

     
Molybdenite ( チェーンオイル )
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品  名 粘度 容量 価格(税込) 通  販 
モリブデナイト 春秋 15ml \2,800
モリブデナイト 15ml \2,800
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