2019年6月からバロックギヤ34T±3 90°を使っていた「徳永美映さん」 特に問題もなくロングライド途中の峠を攻略するギヤとして重宝していた様です。 今回、新たに80°90°100° とすべての角度を試すことでより自分自身のペダリング特性にマッチしたバロックギヤを選び出すことにチェレンジしてくれました。
徳永美映です。 私は、2017年3月からビアンキに乗ってロードバイクを楽しんでいます。 最初の二か月間は、クロスバイクに乗っていました。 ロードバイクに変えたときは、その素晴らしい爽快感に喜んで距離もグングン伸びたのですが、やっぱり坂が苦手!! ロードバイクを初めて2年後には、坂対策として「バロックギヤ」を装着していました。 34T±3 90°をなんの不満もなく1年間使用 バロックギヤ独特の坂が楽になる恩恵にあずかっていました。
機会があって 34T±3 の3種類ある角度全てを試してみました。80°90°100°と10°ずつ角度が違います。 形状は全て±3なのですが、角度が10°違うだけでこんなにも感覚が変わるんだ!と驚きました。 感覚が変わるだけでなく自分自身のペダリングに角度がピッタリ適合したときは、違和感をほとんど感じなくなることに驚きました。 下記は、インプレ時の私の手記です。
①80°使用
☆感想☆
登りに入る少し前に、インナーにギアを入れてゆるい登りからスタートした所、思った以上に、重い感覚でした。
ギアを軽くしてクルクル回して、楽に漕ごうとしても、踏み込む位置がなかなか合わず、スピードに乗れなかった。
斜度的には、5から7%、最大で時々12%がくる坂道で、自己ベストタイムは更新できなかったけど、
ケイデンスは、69→73と、あがっていた。
引き足で次の回転に乗せるのが、なんとなく、わずかだけど楽に感じた!
★★★結論 私には、80°は合わない。★★★
②100°使用
☆感想☆
前回の80°より、漕ぎ出しがスーッと軽くて、直感でこっちが自分に合う!と思った。
バロックギア特有の、グワングワンになる感覚が足にあまり感じなかった。
今回は、比較的斜度のある山にトライしたところ、インナーローで、ケイデンスも70くらいで最後まで脚が残せた。
結果的に、自己ベスト更新できて良かった。
坂道では、テンポよくクルクル回せるし、ペダルにがっつり力を入れなくても、引き脚と反対側の踏み込みが、自然と慣れてオーバーペースで走ってるように感じるくらい、楽に回していると思う。
平坦では、インナートップで回すも、普通の真円ギアと変わらないと思った。
☆☆☆結論 私には、100°が合っている‼ ☆☆☆
バロックギヤの形状「34T±3」とは
踏み込み位相において仮想最大歯数37T 、上下死点において仮想最小歯数31T と大きな歯数変化を発生させる形状をしています。この大胆なギヤ比の変化は、ヒルクライムにおいて劇的な効果を発揮します
十分なペダル踏力が発揮できる踏み込み位相においては、3Tぶんギヤ倍数の負荷を与えることでプラス加速度を稼ぎ出し 殆ど踏力を発揮できない上下死点においては、-3Tぶん負荷を軽減させることで素早くデッドゾーンを通過させマイナス加速度の発生時間を短縮させることが可能になります。
バロックギヤは、ペダル踏力のピーク角度を80°、90°、100°の3つから選択することが出来ます。 選手個人には、ペダリングの特性、そしてサドルポジション、体格によって適する角度が異なります。 このピーク角度がピッタリと合うと「非円形、楕円形なのに違和感がほとんど無い 真円のような感覚」を得たと今回インプレしてくれた徳永さんは感想を述べています。
GIF動画
バロックギヤは、踏力のピーク角度が変化しても上下死点の位置は「変化」しない。 感性を重視した設計
「青-Blue」は、季節限定色です。
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